隊商について

ドイツの児童文学作家、ヴィルヘルム・ハウフの「隊商 -キャラバン-」という本をおすすめしました。

→こちらに掲載していただきました

 

「額縁物語」という構成様式で、短編の連作が大きいストーリーのなかに組み込まれた入れ子構造になっています。

その構成の取り扱い方がとても巧みで、読み終わったときにすごくおもしろかったなあとしみじみしました。

中学生のときに読んだスーザン・プライスの「ゴースト・ドラム」がたしか入れ子構造になっていて、やはりすごくおもしろかったなあと感じてしみじみしました。

私はレオン・バクストや1920年代ごろの西洋における東方趣味の世界が大好きなのでオリエンタリズムの世界観なのもうれしいです。

大きな物語の中に小さな物語が粒ぞろいにぎっしり詰まっているという構成はなんとなく「源氏物語和歌色紙貼交屏風」や「 三十六歌仙図色紙貼交屏風 」みたいなイメージがわきます。

 

ハウフは24歳ごろこの超おもしろい物語を書いたというのですが、なんと25歳で亡くなってしまったので本当に惜しいと思います。

もっともっと100も200もおもしろいお話を書いて残してくれたならどんなによかったかなあ、とかせんないことを考えてしまう。

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